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鉄輪湯あみ祭り始まる 23日むし湯無料に

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125314955876.html鉄輪湯あみ祭り始まる 23日むし湯無料に_e0113829_1641252.jpg

 別府八湯・鉄輪温泉で21日から3日間、「湯あみ祭り」が開かれる。鉄輪温泉を開いたとされる一遍上人や温泉の恵みに感謝する伝統行事は、今年で50回の節目。主催するNPO法人「鉄輪温泉共栄会」の園上重一会長(60)は「末永く継続していくことに意味がある。祭りを始めた先人の気持ちと同じように、お客さんをもてなしたい」と気持ちを新たにしている。

 祭りが始まったのは1960年。地元の温泉山永福寺の河野憲勝住職(61)によると、江戸時代には元旦、春秋の彼岸、一遍上人命日(8月23日)の年4回、上人の木像(同寺所蔵)を入浴させる法要をしていたという。当時の庄屋が書いた日記をもとに、湯あみ祭りとして復活させた。
 今も現役の「渋の湯」「鉄輪むし湯」「熱の湯」を開き、湯治場としての基礎を築いた一遍上人に感謝するとともに、湯治客を楽しませる目的もあった。河野住職は「上人像が湯あみしたお湯は『一風呂、千風呂』と言って、湯治効果が高いとされている。昔の湯治客は上人像の後をついて歩いていた」と話す。
 湯あみ祭りは鉄輪むし湯前広場や永福寺などをメーン会場に開催。期間中は国指定重要文化財「遊行上人絵巻」などの展示や、夜間の湯煙ライトアップもある。23日は終日、鉄輪むし湯を無料開放する。
 日程は次の通り。
 【21日】▽献湯筒供養(午前10時)▽上人餅(もち)つき会(同11時)
 【22日】▽フリーマーケット(午前10時)▽奉納踊り(午後7時)
 【23日】▽一遍上人法要(午前10時半)▽湯あみ法要(同11時)▽稚児行列(同11時半)

【写真】湯あみ祭りのメーン会場となる鉄輪むし湯前広場
by mo_gu_sa | 2009-09-17 10:01 | 大分


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