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世界地質遺産に有珠山など3地域が初認定

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090823-534477.html

 世界的に貴重な地形や地質、火山、断層などを有する自然公園を認定する「世界ジオパーク(地質遺産)」に、洞爺湖有珠山(北海道)糸魚川(新潟)島原半島(長崎)の3地域が日本から初めて選ばれたと、日本の事務局が23日、発表した。

 世界遺産が保全や保護を重視するのに対し、保全とともに観光などによる地域振興にも目を向けるのがジオパーク。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の支援で2004年に設立された世界ジオパークネットワーク(事務局・パリ)が、中国・泰安市で開いた会議で決めた。

 日本ジオパーク委員会によると、洞爺湖有珠山地域には、最近100年で4回の噴火があった有珠山や約10万年前の火山活動で生じたカルデラ湖などがあり、美しい山と湖の景観を眺めながら、自然の恵みと災害について考えることができる。

 糸魚川地域は、本州中部を縦断する巨大な地溝帯「フォッサマグナ」を確認できる断層など、特徴的な地形が見られる。島原半島地域は、1989~95年に噴火した雲仙普賢岳による被災のつめ跡を確認できるとともに、温泉やわき水といった火山の恵みを実感できる。

 今回の会議では日本の3地域以外に中国の2地域も認定され、世界ジオパークは19カ国の63地域になった。(共同)

 [2009年8月23日12時6分]
by mo_gu_sa | 2009-08-23 12:06 | 長崎


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