船小屋・長田鉱泉知ろう

保存会が市民勉強会
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 筑後市とみやま市の商店関係者らでつくる船小屋・長田鉱泉保存会は3、6の両日、市民向けに鉱泉の勉強会を開く。両鉱泉は国内でも有数の炭酸泉で、ミネラルも豊富だが、温泉地としての知名度は今ひとつ。勉強会は、貴重な鉱泉をまちおこしに生かすため、まずは市民に鉱泉の特性を知ってもらおうと、市民有志が企画した。(渡辺直樹)

 船小屋、長田の両鉱泉は両市の境界を流れる矢部川の北側、南側にあり、それぞれ船小屋温泉、新船小屋温泉の名で知られている。泉温は19~22度と低い冷泉だが、炭酸などの成分が一定以上含まれているため、温泉法上の温泉。旅館などでは沸かして入浴に使用しており、両市には飲泉場もある。

 筑後市によると、昭和20、30年代には船小屋地区に二つの浴場があり、旅館も約20を数えた。桑野照史市長は「温泉郷としては当時、原鶴や黒川よりも格上だった」と振り返る。しかし、他の温泉地の隆盛に伴って次第にさびれた。鉱泉を使った公共の入浴施設もない。

 効能には定評があり、両鉱泉とも炭酸、鉄分、ナトリウムなどを多く含み、胃腸痛などに効くとされる。地元商店では鉱泉ラムネ、鉱泉まんじゅうといった商品が開発されている。

 保存会会員でみやま市瀬高町の商店経営、坂田伸二さん(53)は「地域の発展とまちおこしに鉱泉を活用したい」と力を込める。

 勉強会では、両鉱泉の炭酸が火山ガスではなく、生物を起源とすることなどを紹介。船小屋がカルシウムやマグネシウムを多く含む硬水、長田がその逆の軟水であることに触れ、飲み比べなどをしてもらう。

 勉強会は、筑後市では3日午後7時から同市尾島の船小屋公民館で、みやま市では6日午後7時から同市瀬高町の上長田公民館で開く。参加無料。問い合わせは坂田さん(090・4356・7014)へ。

【写真】船小屋鉱泉の飲泉場。「日本一の含鉄炭酸泉」の触れ込みで泉質の良さをアピールしている

(2009年6月3日 読売新聞)
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by mo_gu_sa | 2009-06-03 06:00 | 福岡


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