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文化審、別府の地獄を名勝指定へ アイヌの景勝地も

http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051501000517.html

 文化審議会(西原鈴子会長)は15日、別府温泉の観光名所「別府の地獄」(大分県別府市)や、アイヌ語で「美しい・形」を意味する景勝地「ピリカノカ」(北海道名寄市、石狩市)など4件を名勝に新規指定するよう塩谷立文部科学相に答申した。アイヌ語表記の名勝指定は初めて。

 また豊臣秀吉が築造した「宇治川太閤堤跡」(京都府宇治市)など10件を史跡に指定するよう答申。「国立西洋美術館園地」(東京都台東区)と「鶴舞公園」(名古屋市)を登録記念物とすることを求めた。

 近く答申通り告示される予定で、名勝は355件、史跡は1650件、登録記念物は46件となる。

 名勝に指定される別府の地獄は、血の池、海、龍巻、白池の4地獄で、赤や青など独特の色に染まった湯を周遊する「地獄めぐり」は全国的に知られている。

 ピリカノカは、アイヌの祈りの対象だった九度山(クトゥンヌプリ)と、ピラミッド状の美しい黄金山(ピンネタイオルシペ)で構成。名勝指定によって、アイヌ文化と密接な関連がある自然景観の保護を進める。

 このほか文化審議会は、昨年2月の大雪で倒れたイチイガシの巨木「共和のカシの森」(山口県美祢市)の天然記念物指定を解除するよう答申した。天然記念物は1件減って979件となる。
by mo_gu_sa | 2009-05-15 15:15 | 大分


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