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開湯600年 手づくり演出 八代市・日奈久温泉 魅力アップ ひょっとこ踊り、演劇上演

… 7月から 記念イベント続々
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 八代市の日奈久温泉が今年で開湯(かいとう)600年を迎えた。室町時代の1409年、浜田六郎左衛門が父の刀傷の治癒を祈願して温泉を見つけたとされる故事にちなみ「六郎祭」と名付けたイベントが7月18、19の両日に開かれる。伝統を誇る湯の町で、まちおこしのイベント企画に取り組む人たちを訪ねた。 (八代支局・浜口雅也)

□大会を企画

 テンテコテン、テンテコテン…。テープレコーダーから流れる軽快なリズムに乗って、ひょっとこやおかめ、キツネの面をかぶった人々が輪になって腰を振り、こっけいな踊りを披露した。

 今月初め、日奈久ひょっとこ爆笑会のメンバー十数人が、日奈久出張所隣の市南部市民センターで開いた定例会。最高齢の松本とし子さん(80)をはじめ、約4分の3が女性。職業は農業や自営業などさまざまだ。

 「宿泊客が減り、寂しくなった日奈久の温泉街を盛り上げたい」。同会事務局長を務める亀元洋一さん(66)と、会長の西村誠二さん(69)が中心になって参加を呼び掛け、2002年4月に会を結成してから今年で8年目。メンバーはひょっとこ踊り本場の宮崎県で開かれた03年の全国大会に初出場して銀賞を獲得。各地のイベントや宴会などに引っ張りだこで、日奈久温泉のPRに一役買ってきた。

 同会は、7月19日の「丑(うし)の湯祭り」に合わせた開湯600年記念イベントで、初めて「ひょっとこ踊り競技大会」を企画。「踊る人、見物する人みんなの明るい笑顔で600年を祝いたい」と張り切っている。

□古写真集め

 昭和30年代の温泉街の様子、今では行われていない海開き、観光客を乗せて温泉街を巡る馬車…。高田栄昭さん(65)は今、日奈久浜町にある自宅の1室で膨大な数の古写真の整理で忙しい。

 高田さんたちは、開湯600年記念の写真展を計画。3月初めから「古い写真を提供して」と呼び掛けたところ、千数百枚が集まった。

 日奈久温泉駅近くに住む佐藤士郎さん(62)が、これをパソコンに取り込んで整理。高田さん、佐藤さんたち数人が古写真をパネルに加工する作業を進めており、約200枚を地元の郵便局などに展示する予定だ。

 高田さんは「日奈久の歴史を子どもや孫の世代に伝え、残したい」と話す。

□実行委組織

 改築工事中の温泉センターのオープン記念式典が行われる7月18日、佐藤さんの妻タエさん(62)が脚本を手掛けた演劇「いで湯わく」が上演される。温泉神社の神幸行列がある同19日は、市民がげた履き、浴衣姿で参加するウオークラリーの企画も予定している。

 開湯600年の記念イベントを展開するため、地元の湯の里日奈久振興会などが実行委員会を組織。7月だけでなく、俳人の種田山頭火が日奈久に宿泊したことにちなむイベントなど地元住民の手づくりの催しが年末までめじろ押しだ。

 「日奈久に注目を集め、大勢の観光客を呼び寄せたい」。同振興会会長で実行委員長の今田徳次郎さん(51)は力を込めた。

【写真】(左)こっけいな踊りを披露する「日奈久ひょっとこ爆笑会」のメンバー
     (右)日奈久温泉街の古い写真を整理する高田栄昭さん

=2009/05/16付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2009-05-16 05:17 | 熊本


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