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田上・長崎市長 米政府関係者と面会 大統領の被爆地訪問要請

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 【ワシントン8日前田絵】核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会での演説を終え、首都ワシントンを訪問中の田上富久・長崎市長は8日、国務省などで米国政府関係者と懇談。広島市の秋葉忠利市長や非政府組織(NGO)「平和市長会議」のメンバーとともに、オバマ米大統領の被爆地訪問と2020年までの核兵器全廃を目指す「ヒロシマ・ナガサキ議定書」への理解を訴えた。

 国務省では安全保障・核不拡散関連担当のエリオット・カーン国務次官補代理と面会。田上市長は「ぜひ大統領に訪れてもらい、長崎を最後の被爆地にするというメッセージを発してほしい」と依頼し、大統領と同じ名前の小浜温泉に立ち寄ることも提案したという。

 その後、米副大統領国家安全保障委員会のジョン・ウルフスタル核不拡散部長を訪ね、来年2月に長崎市で開催する「核兵器廃絶‐地球市民集会ナガサキ」の実行委員会や、高校生1万人署名活動実行委員会から預かったオバマ大統領への手紙や寄せ書きを手渡した。田上市長は面会後、「『大統領に必ず渡します』と言ってもらい安心した」と話し「核兵器廃絶を目指す方向性は同じだからできることを具体的に考えていこう、という話を米国政府スタッフとできた。これがスタートだと思う」と語った。

 田上市長は9日(日本時間10日)にワシントンをたち、10日に帰国予定。

【写真】懇談を終え、エリオット・カーン国務次官補代理(中央)と中庭で話をする長崎市の田上富久市長(右)と広島市の秋葉忠利市長(左)=8日、ワシントンの米国務省

=2009/05/10付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2009-05-10 05:17 | 長崎


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