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山鹿温泉「さくら湯」38年ぶり復活へ

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 山鹿市は、かつて山鹿温泉のシンボルとして親しまれ、1974年に老朽化などのため解体した市民温泉「さくら湯」を跡地に再建することになり、工事を進めている。来年10月頃までに完成し、38年ぶりに復活することになる。

 さくら湯は、1763年(江戸時代)の絵図で細川藩の御前湯として描かれている。明治初年の大改修を経て公営の庶民温泉となった。解体前の建物は、上空から見ると大屋根は十字型で、南北の出入り口は唐破風の重厚な造り。明治、大正の面影を色濃く残していた。

 市によると、新生「さくら湯」は基本的に従来の姿を再現する計画で、建物は瓦ぶきの木造2階建て(床面積1012平方メートル)。1階に男女の浴室、脱衣所、待合室を設け、江戸時代に細川藩主らが利用したといわれる「龍の湯」も昔の形のまま造る。観光案内所も設けるほか、2階には温泉資料室を予定している。

 事業費は、本体の建設費が約6億6600万円、電気・機械設備費が約2億3200万円。本体工事は市内の建設会社5社の共同企業体が担当する。

 起工式は7月下旬に行われ、中嶋憲正市長が建設地に五穀を埋めるなどして無事に完成するよう祈った。中嶋市長は「長年の市民の夢、願いがようやく実現する。新しい歴史が今から始まる」と話していた。

【写真】解体前の「さくら湯」(山鹿市提供)

(2011年8月20日 読売新聞)
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by mo_gu_sa | 2011-08-20 00:00 | 熊本