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「天ケ瀬座」有志が結成 4月恒例 素人芝居の火消すな 地域活性化へ慰問も計画 メンバーを募集

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/77708「天ケ瀬座」有志が結成 4月恒例 素人芝居の火消すな 地域活性化へ慰問も計画 メンバーを募集_e0113829_0452783.jpg

 日田市天瀬町で、毎年4月に町商工会の若者たちが公演してきた「あまがせ素人芝居」を引き継ごうと、有志が芝居愛好会「天ケ瀬座」を発足させた。素人芝居は40年以上続く町の伝統だが、青年部員の減少で継続が難しくなり、新たな形で再出発することとなった。メンバーを募集している。

 素人芝居は、あまがせ温泉まつりの呼び物にしようと、1966年に有志が玖珠川河川敷に小屋を建てて始めた。その後、町商工会青年部(現日田地区商工会天瀬支所青年部)が引き継いで昼夜2回、剣劇や人情劇を披露。プロの指導を受けた本格的な演技や演出が受け、毎年約1000人の観客を集めている。

 ところが、商工業者の廃業や若者の都市への流出で、部員数は年々減少。93年に28人いた部員は現在12人まで減り、役者をそろえるのに苦労していた。そこで、有志が「芝居の火を消すまい」と町内外の芝居好きに呼び掛けて愛好会を発足させ、公演を引き継ぐことにした。

 芝居の魅力を事務局長の古賀信寿さん(32)は「普段と違う自分になれて、幕が下りたときの達成感は言い表せない」と語る。広報の江藤俊也さん(46)も「笑いと涙と感動を天瀬だけでなく日田にも広げていきたい」と張り切っている。

 初公演は4月12日に予定されており、3月初旬から練習を開始する。座長の田代信二さん(46)は、「まずは旗揚げ公演を成功させるのが第一。いずれは老人ホーム慰問など活動の幅を広げ、天瀬の活性化につなげていきたい」と話している。

 問い合わせは青年部事務局=0973(57)2976。

【写真】天ケ瀬座を盛り上げようと気勢を上げる座員ら

=2009/02/17付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2009-02-17 01:19 | 大分


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