http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/75868
経済産業省が6日発表した近代化産業遺産に、県内から玖珠町の旧豊後森機関区の扇形機関庫と転車台、佐伯市の水ノ子島灯台、別府市の竹瓦温泉と竹瓦小路木造アーケードの5件が認定された。 玖珠町帆足の旧豊後森機関庫と転車台は、旧国鉄時代、久大線が全線開通した1934(昭和9)年に完成、100人以上が常駐した地域交通の要だった。1971年の廃止後も、扇形の原型を残し、鉄道ファンや地域の人々に親しまれてきた。2006年に町が機関庫と周辺の土地合わせて1万2000平方メートルをJR九州から買い取り、公園としての整備を計画するとともに、登録文化財への登録を目指している。 豊後森機関庫保存委員会の河野博文会長は「機関庫の歴史的価値が認められたのはうれしい。親子連れなどが集える場とするため、町とともに整備計画を練りたい」と期待を込めた。 別府市元町の市営「竹瓦温泉」は湯のまち・別府の象徴。1879(明治12)年の創設当初の建物が竹屋根葺(ぶ)きの瓦を使っていたので、竹瓦温泉と名付けられたとされる。1938(昭和13)年に改築された建物は唐破風造りの外観で、外国人観光客にも人気のスポットだ。国の登録文化財となっている。 竹瓦温泉そばの竹瓦小路木造アーケードは、現存する日本最古の木造の商業アーケードだとされる。21(大正10)年に造られた当時は、ガラス張りのハイカラな構造で、わざわざ見物に来る人もいたという。 アーケードの「修復保存の会」の水口民子さんは「アーケードを国の登録文化財にするための運動の弾みにしていきたい」と話す。 水ノ子島灯台は、豊後水道の真ん中にある。1904(明治37)年に点灯した高さ39メートルの石造りで、86年までは有人だった。映画「喜びも悲しみも幾歳月」のロケが行われたことで知られる。 【写真】(左)1938年に改築された「竹瓦温泉」 (中)近代化産業遺産に認定された旧豊後森機関区の扇形機関庫 (右)映画のロケも行われたことがある水ノ子島灯台 =2009/02/07付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa
| 2009-02-07 02:07
| 大分
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