人気ブログランキング | 話題のタグを見る

温泉街「山頭火」一色 八代市日奈久 30日までイベント

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/44961温泉街「山頭火」一色 八代市日奈久 30日までイベント_e0113829_13251051.jpg

 八代市の日奈久温泉にかつて放浪の俳人、種田山頭火(1882‐1940年)が滞在したことを記念するイベント「9月は日奈久で山頭火」が1日、同温泉街で開幕した。30日まで多彩な催しがあり、山頭火ゆかりの温泉街がにぎわう。

 同実行委(今田徳次郎委員長)によると、山頭火は1930年9月10日から12日まで同温泉の木賃宿「織屋(おりや)」に宿泊。滞在時の感想を「温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし、海もよし」と「行乞(ぎょうこつ)記」に残した。

 期間中、織屋(既に廃業)が一般公開されるほか、記念句会(20日まで作品募集)やシンポジウム(20日)、市中心部から温泉街まで約13キロを歩く「山頭火ウオーク」(28日)などを企画。街角には「酔ふてこほろぎと寝てゐたよ」など、山頭火の句を記したスギ板約600枚が掲げられ、温泉街を山頭火ムード一色に染める。

 温泉街で酒店を営む池田正一さん(73)が網代笠(あじろがさ)に法衣、丸い黒ぶち眼鏡…で山頭火に変装し、織屋を案内してくれる。「日奈久は山頭火が愛した温泉街。山頭火との縁を地域の宝物としてアピールしたい」と話している。日奈久温泉観光案内所=0965(38)0267。

【写真】イベント期間中、公開される「織屋」。山頭火に変装した池田正一さんが案内してくれる。

=2008/09/02付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2008-09-02 01:26 | 熊本


<< 後味さっぱり、ゆふいんサイダー... BDFで環境に貢献、働く喜び実... >>