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取材活動:マダガスカルの新聞記者・ランデリィアナリィさん、県内外で /佐賀

http://mainichi.jp/area/saga/archive/news/2008/08/27/20080827ddlk41040520000c.html

 ◇日本の魅力伝えたい 祭りや行事取材

 マダガスカルの新聞記者、ジョスリン・ランデリィアナリィさん(38)が、8月中旬から佐賀を訪れ、取材活動をしている。すでに日本のお盆行事の記事を書いた。「温泉や祭り、暮らしなどを幅広く取材したい」。帰国まであと1カ月。佐賀の魅力を十分に学び、伝えたいという。【高芝菜穂子】

 ランデリィアナリィさんは、国際交流基金のプログラムで来日。佐賀大に留学中のマダガスカルの友人と、その指導教官の協力が期待できたため、滞在先を佐賀に決めた。

 専門が経済ということもあり、日本を訪れる外国人観光客が03~07年の間に1・6倍に増えた理由を探り「(自国の)観光振興に役立てようと考えた」。

 県内では、小城市で行われた収穫祭や佐賀市内であった灯ろう流しなど、地元らしさあふれる祭りを取材。「収穫祭が400年続いていることに驚いた」という。

 一方、来日直後の今月中旬には、長崎県の原爆資料館や平和公園などを訪れた。マダガスカルでは原爆投下の事実は教えられているが、実際の被災地を見て、原爆の恐ろしさを感じたという。「これからいろいろな記事を書く際に、平和へのメッセージを込めたい」と思ったという。

 佐賀に来て約2週間たった25日、ランデリィアナリィさんは日本語を話せる友人や大学教授の同行なしに、1人で美術館を取材に訪れた。

 しかし美術館はあいにく閉館日。事務所の女性に今行われている展示の内容などを尋ねようとしたが、英語が通じず、「一人での初取材はうまくいかなかった」と苦笑いする。

 唐津くんちや温泉などの取材も計画中で、日本の魅力をさらに探りたいという。

毎日新聞 2008年8月27日 地方版
by mo_gu_sa | 2008-08-27 14:01 | 佐賀


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