http://www.oita-press.co.jp/localNews/2008_121832382569.html
「大江風呂」を再現 きょうまで
中津市三光の八面山金色温泉は八日から三日間の限定で、温泉館の大岩風呂を薬湯にしている。オープン八周年を記念し、利用客サービスとして取り組んだ。
同市では昔、薬草を使った公衆浴場「大江風呂」が親しまれていた。八周年を記念し、中津に伝わる入浴方法を知ってもらうとともに、薬湯の雰囲気を利用客に味わってもらおうと企画した。期間限定の風呂を楽しもうと、早朝から大勢の利用客が訪れた。福岡県上毛町の会社員、尾崎政広さん(54)、裕也さん(24)父子は「気持ちがいい。また来たいですね」と、笑顔で薬湯を満喫していた。
薬草について学ぶ市民団体「マンダラゲの会」が二年前、同温泉で大江風呂を再現したのがきっかけという。同温泉館の伊藤博之館長は「朝鮮ニンジンなど、十数種類の薬草を煮出したエキスで再現してみました。本来の大江風呂と比べると、薬草の種類はやや少なめですが、楽しんでいただければ」と話している。
【写真】「最高ですね」と尾崎政広さん(左)、裕也さん