人気ブログランキング | 話題のタグを見る

黒川の知恵 カンボジアに 現地で温泉振興 熊本のNGOが視察団

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/27184

 カンボジアの未開発の温泉を活用し、同国の観光振興につなげようと、非政府組織(NGO)「熊本国際化センター(KIC)」(熊本市、谷川政敏理事長)は8日から視察団(15人)を同国に派遣する。視察には熊本県南小国町の黒川温泉の旅館関係者2人も同行。黒川を九州有数の温泉地に発展させた知恵を、カンボジアでも生かそうという狙いだ。

 年平均気温が30度近いカンボジアでは「湯につかる」という習慣がなく、温泉が見つかっても、活用することはなかった。ところが、昨年6月にKICの招きで熊本を訪問したカンボジアのトン・コン観光相が黒川温泉に宿泊。初体験の温泉に感激し、「カンボジアにも湯がわいている所がある。どうすればいいか、知恵を貸してほしい」と旅館関係者に依頼した。

 視察する源泉は首都プノンペンから西に約120キロのコンポンスプー州にある。源泉はわき出た湯が流れ出ないように石積みの囲いをして池のようになっている。視察団は泉質などを調べる機器を持ち込み、データを収集する。

 同行する「ふもと旅館」経営の松崎郁洋さん(55)は「観光資源になれば、地元の人の雇用にもつながる。視察してみて、お役に立てることがあればアドバイスしたい」と話している。

=2008/06/07付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2008-06-07 00:17 | 熊本


<< 三隈川に屋形船のビアガーデンオープン 国交省が“小浜旅行”を事業選定... >>