http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20080511ddlk01040180000c.html
登別温泉(登別市)の名所・地獄谷の入り口に「エコ公衆トイレ」がお目見えした。地熱を暖房に利用するなど地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量削減の工夫が取り入れられている。観光客の環境意識を高めるのに一役買いそうだ。
環境省北海道地方環境事務所が、約1億1000万円かけて建てた。木造平屋建てで、道南産の杉を使用している。暖房には地熱以外は使わない。節水のため、便器の洗浄水は雨水を利用する。中国語や韓国語の案内表示も設置し、最近増加しているアジアの観光客に備えた。
同温泉は今年、開湯から150年たち、年間250万人が訪れる。7月には北海道洞爺湖サミットもあり、一層の観光客増に期待をかけている。【新庄順一】
毎日新聞 2008年5月11日 地方版