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上毛町の温泉施設 「大平楽」再オープン 町民 地域発展への寄与期待

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 上毛町の第三セクターだった温泉施設「大平楽」は経営が民間委託され、26日に「ひとの港 大平楽」として再オープンした。初日から多くの客が詰め掛け、開業セレモニーの神楽の舞いなどを楽しみ、町民期待の船出になった。

 経営を引き継いだのは同町で観光農園やレストランなどを経営する「果樹農園 森の風」(岡本堅吾社長)。同町と指定管理者契約を結び、今月初めから約1億円を掛けて浴場やレストラン、農産物即売所などを改装していた。

 初日は玄関前広場で開業イベントが行われ、同町の友枝・唐原・成恒の三神楽講が合同で、勇壮な「大蛇(おろち)退治」の舞を披露、太鼓の演奏などもあり温泉客を楽しませた。町民は「民間になったから経営はきちんとやるでしょう。地域の発展につなげてもらいたい」と再オープンに期待していた。

 大平楽は旧大平村が100%出資で2002年6月にオープン。だが、大平楽を舞台にした汚職事件の発生やテナントとのトラブルが相次ぎ、イメージダウンにもつながって客足は伸び悩み、累積で約1億円の赤字を出していた。

=2008/04/27付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2008-04-27 09:49 | 福岡


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