http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20080405-OYT8T00002.htm
湯の恵みに感謝する「山鹿温泉祭」が5日開幕するのを前に、山鹿市中の雲閑寺で4日、温泉の発見者とされる宇野親治(ちかはる)公の墓前祭があった。
温泉は約850年前、領主の親治公が、シカが湯につかって傷を癒やしているのを見つけたのが始まりとされる。墓前祭には親治公の子孫を含む35人が参加し、読経の中、焼香して墓前に手を合わせ、祭りの成功を祈願した。中嶋憲正市長は「温泉祭が、市民が集い、明日に向かう活力になることを期待する」と話した。
温泉祭は5、6日に市中心部で開かれる。5日午前11時~午後2時は市民が平安装束で大通りを練り歩く御幸式行列が行われ、薬師堂前では6日正午からスッポンの鍋やおじや3000食分の振る舞いもある。
【写真】宇野親治公の墓前に手を合わせる参列者
(2008年4月5日 読売新聞)