人気ブログランキング | 話題のタグを見る

武雄・嬉野 活性化へ支援 格安バス、無料ツアー展開

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kyushu/20080307/20080307_001.shtml

 JTB九州は6日、4月から6月にかけて佐賀県武雄・嬉野温泉地区で、自治体や観光関係機関と連携した地域活性化キャンペーンを展開すると発表した。福岡市からの送迎バスを運行するなど、集客策を強化し、前年同期比10%増の5500人の宿泊客獲得を目指す。

 福岡市で発表会に出席した嬉野市の谷口太一郎市長は「茶の製造工場が稼働し、市内に新茶の香りが漂う春に、西九州の代表的な温泉地を体感してほしい」と、武雄市の樋渡啓祐市長は「平均年齢75歳の武雄の女性ユニットGABBA(ガバ)たちによる観光案内も検討したい」とそれぞれ述べた。

 JTB九州はキャンペーン期間中、同社の宿泊プラン利用者を対象に、福岡市と両地区を結ぶ片道500円バスを毎日運行(ゴールデンウイーク期間は除く)する。また、嬉野市では“美肌の神様”を祭る神社をお参りし、茶屋や酒造をめぐるツアーを、武雄市では温泉周辺の見どころや古寺を回るツアーを、それぞれ無料で実施する。そのほか、両地区の温泉で利用できる「パスポート」や、宿泊客への土産など、多彩な特典を提供する。

 JTB九州によると、九州の観光地は団体客や宴会客の減少で、宿泊が伸び悩んでいるところが多い。佐賀県は日帰り客が増えているものの、宿泊客はピーク時の340万人(1990年)から2006年には240万人まで減少した。同社は05年度には長崎県雲仙市で、06年度には阿蘇地区(熊本県)で同様のキャンペーンを展開しており、水嶋修三社長は「嬉野、武雄は素晴らしい観光地だが、近年は苦戦している。地域に残せるような仕掛けや仕組みを一緒に構築したい」と語った。

=2008/03/07付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2008-03-07 10:50 | 佐賀


<< 原油高騰 温泉は太陽熱で その洒落オバマに通じる? 久保... >>