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ガイド付きひな巡り散策ツアーは、ひな人形や歴史を感じさせる町のたたずまいを五感で楽しんでもらおうと、市観光協会が新たに企画した。豆田地区と隈地区を巡る二コースがあり、天領日田ふれあいガイド(十五人)が案内する。 日田は江戸時代、天領で、九州の政治、経済の要衝だった。豆田、隈両地区には掛屋など有力商家があり、豆田は陣屋町、隈は商人町として発展した。ツアーを契機に、広く知られる豆田地区に加え、異なる趣がある隈地区の売り出しにも力を入れる。 <隈町コース> 柴田光子さん(53)の案内で亀山公園を出発。ヤマキチ後藤家で大木平蔵作(明治末期)、糀屋(こうじや)大蔵家で文化・文政時代(江戸後期)の人形を見学。人形の端正な顔立ち、豊かな小道具類などに圧倒される。両家の解説も分かりやすい。 「この角度から見る家並みはすてきでしょ」「ここが大分県で二番目に古い印刷屋さん」…。柴田さんの説明を聞きながら原次郎左衛門家に立ち寄り、亀山亭ホテルで休憩して同公園へ戻った。 軒先にほうきなどをすだれのようにつり下げた雑貨店もあり、懐かしさを感じさせる隈地区。「商店、温泉旅館、寺、飲食店などがあって活気があるでしょ」と柴田さん。 <豆田町コース> ベテランガイドの黒川町江さん(67)の先導で天領日田資料館をスタートし、御用商人だった草野本家へ。代々の当主が京や大阪に出向くたびに買い求めた貴重なひな人形は圧巻。広瀬資料館、薫長酒蔵資料館などを見て天領日田資料館へ戻った。 途中、黒川さんは「こちらをご覧ください」と古い建物や忍び返し、土壁、水路などを指さしては楽しく説明。「ここにウナギの寝床(建物)が並んでいます」と笑いも誘う。店先にはひな人形などが飾られ、豆田町は見どころが豊富だ。 1日から15日まで 実施期間は三月一日から十五日まで。出発は各コースとも午前十時と午後一時半(所要時間はいずれも約二時間)。料金は豆田町コース千五百円、隈町コース千百円(施設入場料、お茶代を含む)。問い合わせ、申し込みは日田市観光協会(TEL0973・22・2036) 【写真】(左)句碑の前で説明する柴田光子さん (右)豆田町を楽しくガイドする黒川町江さん
by mo_gu_sa
| 2008-02-27 09:39
| 大分
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