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バイオマスエネルギー 県の利用計画案まとまる

http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=765506&newsMode=article

 バイオマス資源の利用拡大を目指し、県は3年以内に展開が見込まれる事業など、8つのビジネスモデルを示した「バイオマスのエネルギー利用計画」案をまとめた。実証実験の推進や行政と事業者の連携強化を図り、環境調和型産業の育成に取り組む。

 計画案では各種統計資料をもとに、県内のバイオマスエネルギーの利用可能量を提示。バイオマスには稲わらや廃材、家畜排せつ物、廃食用油などさまざまな資源があり、県全体では年間で原油約10万キロリットルに相当するエネルギーが利用可能としている。

 このエネルギーを活用した事業について、おおむね3年以内に展開が見込まれる短期モデル、環境が整っていないため事業開始時期が不明確な中期モデル、多くの課題が残る長期モデルに分けて具体例を示した。

 短期モデルでは製材工場で排出される樹皮や端材を木材乾燥機のボイラー燃料とするほか、余った資源を圧縮加工した上で温泉施設やホテルなどに販売する事業、廃食用油を農業ハウスのボイラー燃料として利用する事業などを挙げている。

 中・長期モデルでは、生ごみからバイオガスを発生させて熱利用する事業や、木質系バイオマスから可燃性ガスを生成する事業などを示している。

 新エネルギー産業振興課は「設備投資や採算性などの課題はあるが、すでに検討が始まっている取り組みもある。事業化に向け、後押ししたい」と話す。計画案は2月20日までパブリック・コメントを行い、本年度内に策定する。
by mo_gu_sa | 2008-01-24 08:00 | 佐賀


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