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さつま町紫尾の紫尾温泉で、柿の渋抜きが最盛期を迎えた。露天の温泉に一晩つかった柿は「あおし柿」と呼ばれ、硫黄の香りと甘みが人気。11月いっぱい続く。
紫尾区営温泉の軒先に専用浴槽があり、38度ほどの温度に保たれている。渋柿は町内や近隣市町から持ち込まれ、毎夕5時ごろ“入浴”。翌朝まで13時間程度つかると渋さが抜ける。入湯料は10キロで400円。
昨年、一昨年は台風や大雨の影響で柿が不作だったが、「今年は味、量とも近年では最高」と管理人の上之原純夫さん(54)。多い日は1トンほどつけるという。温泉隣の「ふれあい館」では土産用のあおし柿を販売している。同館=0996(59)8975。
【写真】露天の温泉につけられる柿=さつま町紫尾