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建て替えへ31日閉館 日奈久温泉センター 09年春完成目指す 八代市

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20071031/20071031_002.shtml建て替えへ31日閉館 日奈久温泉センター 09年春完成目指す 八代市_e0113829_0554521.jpg

 八代市は同市日奈久中町の市営「日奈久温泉センター」(地上4階、地下1階)を建て替え、新施設を観光拠点と位置付け温泉街の振興に乗り出す。同センターは31日に閉館。新施設は日奈久温泉開湯600年の2009年春の完成を目指す。

 市によると、センターは公衆浴場や家族風呂、大広間などを備え、1967年に開業。地元住民が利用する一方、観光客の宴会場として親しまれてきた。だが、民間施設との競合で利用客が低迷、89年度から赤字経営になった。一時は廃止も検討されたが、存続を求める地元の声を受け、建て替えが決まった。

 11月中旬に解体作業が始まり、来年7月ごろに着工。新施設は現在、基本設計段階だが、市はレトロ調な外観を検討している。一例として同センターの前身の「本湯」を挙げている。本湯は肥後細川藩の奥座敷として1656年に完成し、1899(明治32)年に観光施設として改築された。屋根が丸い曲線を描く唐破風の建築様式が特徴。

 市から委託され、センターを管理する日奈久温泉振興協会の斉藤益雄事務局長(62)は「センターがどんな姿に生まれ変わるか楽しみ。開湯600年の再開業に向け、情報発信の方法を温泉街全体で考えたい」と話している。

【写真】明治時代の観光施設「本湯」のスケッチ画。新施設の外観の参考として検討する

=2007/10/31付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2007-10-31 00:41 | 熊本


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