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【すこやか生活術】この秋行こう健康ツアー

食事・温泉・運動・体験で心身&脳をリフレッシュ
http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16832

 うまいものを食べて、温泉にゆっくりつかり、観光や運動、さまざまな体験を通して心や体、脳までリフレッシュ。さらに、専門医によるヘルス・チェックまで――。健康をテーマにした旅が、団塊世代の夫婦やグループに人気だ。どんなツアーがあるのか、どんな効果があるのか探ってみた。

●「医食同源の旅」で体の中から健康に
 旅と健康といえば、まずは食事だ。JTBのヘルスツーリズム研究所では「医食同源の旅」を提唱。食べて健康になれる旅として人気。
 参加旅館は、自然と温泉に恵まれた11軒。食事は新鮮な有機無農薬野菜や地元の肉、魚介類を素材に“温寒・五味”という中国3000年の医食同源療法を取り入れたオリジナルメニュー。
 たとえば、長野県・白馬八方温泉の「山の郷ホテル 白馬ひふみ」(1泊2日/1万5225円~)の場合、夕食にハチの子・イナゴなど信州の珍味、松本一本ネギ、ブナシメジなどのキノコ、鴨肉、十割そばなどの薬膳メニューが並ぶ。朝は五穀粥などだ。
「温泉はpH値が11・2とアルカリ度が高く、肌の古い角質を除去して新しい肌に生まれ変わる手助けをし、若返りの湯と呼ばれています。近くの八方尾根自然研究路や栂池自然園を歩けば健康増進が図れます」(同ホテル)
 また、福島県いわき市の湯本温泉「元禄彩雅宿・古滝屋」(同/2万1000円~)には温泉保養士(パルネオセラピスト)が20人以上おり、客に温泉講座などを。静岡県・下田温泉「ホテル伊豆急」(同/2万円~)は海の幸中心の医食同源料理を提供。これらのツアーに参加して、具体的な効果はあるのか?
「3回にわたるモニターツアーでは、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は19人中17人の平均値が低下、中性脂肪は14人の平均値が低下しました。また、14人中10人にストレス値の低下が見られました」(ヘルスツーリズム研究所・古川彰洋所長)

●「人間ドック」をプラスしたゆとり旅
 専門医療機関とのタイアップにより、健康チェックや健康回復にさらに一歩踏み込んだプランもある。日本旅行の赤い風船“からだにやさしい旅”シリーズの「オリジナル人間ドックと伊豆・箱根ゆったり温泉旅」(1泊2日/8万7000円~)がそれだ。
 旅の合間に人間ドックを受診し、ヘルスチェックができるもの。人間ドックは2種類から選べる。ひとつは、生活習慣病の発見にメタボリック症候群検査などをプラスしたMコース。もうひとつは、大腸がんなど日本人に多いがんの発見に特化したGコース。
 スケジュールは1日目に小田原駅前の小田原銀座クリニックで人間ドックを受診。終わったらフリータイム、そして宿へ。宿は箱根「山のホテル」、伊豆高原浮山温泉「坐漁荘」など4つから選べる。2日目はフリータイム後、Mコースに限り受診した医院に立ち寄り、医師と面談も可能。受診結果は、約2週間後に送付される。
「2005年にスタートし、中高年の夫婦やグループ客に好評です。また、退職記念などで両親へのプレゼントに利用される方も多く、たいへん喜ばれています」(同社・広報室)
 ほかに、和倉温泉に泊まって全身のがん検査を受ける「能登の湯宿とPET―CT検診の旅」(同/10万9000円~)などがある。

●「脳トレツアー」でボケ予防
 ユニークなのは、ヘルスツーリズム研究所が監修するJTB「蓼科高原 脳トレツアー」(1泊2日/2万5000円~)だ。蓼科・八ケ岳の大自然の中で、“脳テストゲーム”で脳年齢を測定し、脳科学者の篠原菊紀教授の講義、森林浴ウオーキングなどで脳を活発にする。宿泊は秘湯「横谷温泉旅館」で、篠原教授推薦の素材をたっぷり使った“頭脳会席”を味わう。
「脳の仕組みを知り、五感を刺激して脳をイキイキ、リフレッシュさせる旅です。夫婦で参加される中高年の方が多いですね」(前出の古川氏)
 ボケ予防にどうか。

●「プチ湯治」「メタボ克服」ツアーも
 そのほか、近畿日本ツーリストでは、大阪発の「東北プチ湯治ツアー」を販売している。人気の秘湯、乳頭温泉と玉川温泉をめぐる2泊3日(6万1800円~)など5種類のプランを用意。
 自治体でも各種健康ツアーを実施したり、企画しているところが増えてきた。たとえば、財政再建団体の北海道夕張市では「メタボリック克服ツアー」を計画。まずは10月に2泊3日で、低カロリー料理やヨガ教室などを組み込んだモニターツアーを実施する予定。
 せっかくの旅行、疲れてぐったりでは元も子もない。これからは健康にいい旅を考えてはどうか?

※表示価格は原則として2人利用の1人料金です。変動する場合あり。
※問い合わせ ヘルスツーリズム研究所=(電話)03・5403・7836/日本旅行=(電話)03・3572・8718/近畿日本ツーリスト=(電話)03・6731・1111
by mo_gu_sa | 2007-09-22 12:00 | 温泉一般


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