http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20070922/kennai-200709221038370.html
福島県北塩原村の大塩裏磐梯温泉の温泉水を使い「会津山塩」を製造している会津山塩企業組合は20日から温泉水の濃縮施設を稼働させた。濃縮した温泉水を大釜で煮詰めて作業効率をアップさせ、山塩の生産量を増やす。
濃縮施設は木製で長さ約6メートル、幅約2・5メートル、高さ約3メートル。塩分を含む温泉水約500リットルの入ったタンクから温泉水をポンプでくみ上げ、5個のスプリンクラーで霧状に噴射。施設内全体に広げた「よしず」を通って循環する仕組みになっている。水分を蒸発させ、温泉水の塩分濃度を濃くする。組合幹部らが能登地方の海塩の作り方を視察、参考にしたという。
【写真】稼働した温泉水の濃縮施設