http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070911/20070911_016.shtml
国登録文化財である筑紫野市永岡の「旧九州鉄道城山三連橋梁(きょうりょう)」の三連アーチの1つに、落書きが見つかった。内壁に2カ所、黒と白のカラースプレーを使っており、2カ所とも2メートル四方ほどの大きさ。三連橋梁は、明治期の鉄道近代化の様子を物語る貴重な建造物だけに、管理する同市は「たいへん残念だ」と心無い落書きの主を批判するとともに、文化財を傷めることなく落書きを消そうと苦慮している。 三連橋梁は1889(明治22)年、九州鉄道の開業に伴い建設。九州で最も早い時期に造られた鉄道橋梁の1つとされ、長さ約25メートル、幅約5メートル、高さ約5メートルの赤れんが造り。 その後、線路は移転され、鉄道橋梁としては使われなくなったが、鉄道が走っていた橋の上は現在市道となっている。 落書きは6月下旬に市民が発見。アルファベットのサインのようなものも残っていた。 市は7月18日に器物損壊容疑の被害届を筑紫野署に出した。今月末までに落書きを消す方針だというが、まだ作業には取り掛かっていない。 懸案となっているのは作業方法で、市文化振興課は「コンクリートなら削ったり上から塗ったりできるが、れんがはそうもいかない」。最終的には専門の業者に頼んで落としてもらうことになりそうだが、同課は「こんな悪質ないたずらは許せない」と話している。 =2007/09/11付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa
| 2007-09-11 01:10
| 福岡
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