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【宇佐新聞】グリーンツーリズム 「家に戻った気分」農村民泊

http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1188918000=118895366623145=1【宇佐新聞】グリーンツーリズム 「家に戻った気分」農村民泊_e0113829_11471713.jpg【宇佐新聞】グリーンツーリズム 「家に戻った気分」農村民泊_e0113829_11472674.jpg

 八月二十九日夜、農村民泊を受け入れる宇佐市安心院町戸方、宮川芳郎さん(63)、厚子さん(58)夫婦方=屋号「しいたけ村」=。韓国慶尚南道から訪れた生活改善グループの女性六人がきんぴらごぼう、カボチャの煮付け、サンマの塩焼き―など日本の家庭料理が並ぶ食卓を囲み、「自分の家に戻った気分」「おいしい」とくつろいだ。
 「農泊をする参考に」と行政事業を活用して研修に訪れた女性たち。芳郎さんが安心院GTの経緯などを紹介し、話が弾んだ。「いろんな人と話ができるのが楽しみ。楽しめるからこそできる」と芳郎さん。
 「心のせんたく」を掲げるGT。訪れた人が自然の中でゆっくり時間を過ごす。受け入れ農家との”心の触れ合い”が最大の魅力とされる。
 × × × 
 市安心院支所によると、昨年度に同市安心院町で農泊をした人が初めて五千人を超えた。北九州市や関西地域などからの修学旅行・体験学習が三千三百人(三十二校)と大きな割合を占める。五―六月、十―十一月に集中し、日程が重なり、予約を受けられない場合もあるという。
 一般(千七百人)も含め「リピーターが定着しつつあり、上積みする形で予約が増える」(同支所)傾向にある。一般のうち、韓国からの視察研修(約三百人)が多いのも特徴。この十年間で全四十七都道府県から視察・取材、または農泊があった。県内をはじめ福岡、熊本など近県から訪れる人の割合が高い。
 宇佐市で農泊の営業許可取得は三十三戸(安心院町二十六、院内町六、旧宇佐市一)。本年度は新たに十戸が取得する見込み。


安心院町GT研究会宮田静一会長に聞く
 農泊受け入れや農村体験の催しを開くNPO法人・安心院町GT研究会の宮田静一会長に現状と展望を聞いた。
 ―農泊者が五千人を超える現状をどうとらえるか。
 ここまで来ると思わなかったのでうれしい。
 ―あらためてGTの魅力とは。
 一般的な観光は食べ物、温泉、景観などが資源だが、GTの基本は”人”。交流することで「第二のふるさと」になっていく。「またおいで」「苦しくなったら来るんで」の言葉に勝るものはない。
 ―以前から(GTを)農家の副業として確立する必要性を訴えていたが、今どんな効果が出ているか。
 およそだが、年間七千万円から一億円が落ちていると思う。やっと産業化の一つのラインは越えた。これができなければ意味がない。安心院の二十代の農業青年は四、五人に減った。(農業だけでは)もうからないということだ。
 ―今後のビジョンは。
 県GT研究会で来年から五年以内に農泊受け入れ一万人を目指す。遠方から来てもらうには、日本でも欧州の長期休暇法(バカンス法)制定を目指し、あきらめずに頑張りたい。もちろんGT実践大学や藁(わら)こずみ大会など、農泊以外の取り組みも充実させる。

【写真】宮川さん方で家庭料理を味わう韓国慶尚南道からの女性たち。写真奥がもてなす厚子さん(宇佐市安心院町戸方)

■動画がご覧になれます。http://www.oitatv.com/
by mo_gu_sa | 2007-09-05 09:54 | 大分


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