http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1183388400=118342354322904=1
![]() ![]() シーズンオフのリハビリキャンプを通して、プロ野球・広島東洋カープとの交流事業に取り組む由布市湯布院町の「湯布院・広島東洋カープ支援交流事業団」(冨永希一団長)のメンバーらが六月二十九日、広島市を訪問。球団側に引き続きキャンプを開催するよう要望。同球団の松田元(はじめ)オーナー(56)は「カープにとって湯布院はこれからも大切な場所になる」と前向きな姿勢を示した。 同町ではカープの選手が毎年、リハビリキャンプを実施。温泉を使ったリハビリや自主トレでペナントレースの疲れを癒やしてきた。かつては住民との交流も盛んだったが、近年は日程の縮小などで互いが顔を合わせる機会も減り、地元ではキャンプの存続を危ぶむ声も上がっている。 一行は冨永団長、同事業団名誉団長の首藤奉文市長、桑野和泉・由布院温泉観光協会長など観光関係者、市職員ら約三十人。官民一体でカープ支援事業に取り組む姿勢をアピールするとともに、球団側に直接、キャンプの継続と相互交流の促進を要望しようと訪れた。 球団事務所では、冨永団長、首藤市長の要望に対し、松田オーナーが「一年間の選手の心と体を癒やすのに湯布院はうってつけの場所。これからも長年のつながりを大切にしたい」と答えた。この後、一行は広島―巨人戦を応援観戦。特製の横断幕を掲げてエールを送った。 これに先立ち、一行は広島市役所を訪れ、秋葉忠利市長に地域間交流を要請。秋葉市長は「広島市も湯布院をモデルに観光都市を目指しており、双方向で交流を深めたい」と快諾した。 首藤市長は「カープとのきずなは由布市の財産。市浮揚の起爆剤にしたい」。冨永団長も「お互いの”友情”を再確認できた今回の訪問をスタートラインとして、今後も交流事業を進めたい」と話している。 大野豊さん「安らぐ場所」 湯布院で三十年以上続く広島カープのリハビリキャンプ。開催継続を危ぶむ声もある中、広島入りした地元関係者はオーナーの意向を聞き、ホッとした表情を見せた。 選手と三十年来の付き合いがあるという茨木久美子さん(43)は「かつては家族ぐるみの交流があった。これからも長年のきずなを大切にしたい」。選手の宿泊施設で働き、多くの選手から”お母さん”と慕われてきた佐藤祥子さん(57)も「球団もわたしたちを温かく迎えてくれる。こうした交流をいつまでも続けたい」と話した。 当日、広島市民球場に来ていた元広島投手で野球日本代表投手コーチの大野豊さん(52)も、湯布院に思い入れがある一人。「現役時代、シーズンは湯布院で始まり、湯布院で終わるのが通例だった」といい、「湯布院は精神的、肉体的に癒やされる安らぎの場所だった。広島まで応援に来てくれて本当にうれしいですね」と話していた。 【写真】(左)球場で特製の横断幕を掲げてエール (右)松田オーナー(左)と談笑する交流支援団
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