http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=16710&oversea=0
環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、平成18年度に「非金属元素排水処理技術」の実証評価機関をみずから務めた同省は、実証試験を実施した技術に関する試験結果報告書をまとめ、19年6月12日に公表した。 環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。 同事業の実証試験実施機関は本来、環境省の公募に応じた自治体やNPO法人などが、審査を経た上で務めることになっているが、18年度の非金属元素排水処理技術の実証試験については、公募に応じた機関がなかったことから、環境省自身が実証試験を実施していた。 評価対象の非金属元素排水処理技術は、旅館の温泉排水、あるいはめっき・金属加工業のめっき廃液中に含まれるほう素含有排水を、イオン吸着、凝集沈殿などの方法により適切に処理する技術・装置のうち、低コスト・コンパクト、メンテナンスが容易、商業的に利用可能--などの要件を満たすもの。ただし温泉排水とめっき廃液では排水量や排出パターン、ほう素濃度が異なることから、実証試験にあたっては、それぞれの排出源について目標水質を別々に設定し、技術開発者は開発技術にあった目標水質を選択して実証試験結果に明記するとしていた。 今回の報告は実証対象技術として採択された、(株)ソフィアの「ボロン-Cほう素処理システム」と、日本板硝子(株)の「環境修復製品アドセラ」について、技術の仕様、実証試験条件、ほう素吸着・除去性能、機器の稼働による環境負荷、電力使用量、機器の信頼性などの項目を掲載しており、その全文は、環境技術実証モデル事業ホームページからダウンロードが可能となる見込み。【環境省】 プレスリリース ■ http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8466
by mo_gu_sa
| 2007-06-13 11:00
| 温泉一般
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