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「石州瓦」を地域団体商標に登録

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=373759006「石州瓦」を地域団体商標に登録  _e0113829_23554561.jpg

 地域ブランドを保護し、産業競争力の強化などを図るため、昨年四月に導入された地域団体商標制度に、島根県内で初めて「石州瓦(かわら)」が登録され、商標権者の石州瓦工業組合(江津市嘉久志町)が二十三日、島根県庁で会見した。同組合は「登録を機に新規市場開拓を進め、石州瓦ブランドを発展させたい」と意気込んでいる。

 石州瓦は島根県西部、石見地方産の粘土瓦。一二〇〇度以上の高温で焼成され、耐久性に優れた特性を持ち、市場トップシェアの三州瓦(愛知県)に次いで第二位の生産規模となっている。

 瓦メーカー十三社でつくる同組合では、一九九四年度に二億八千万枚を生産したが、住宅着工戸数の減少で、〇六年度は一億二千万枚まで減った。

 同組合の生産量のうち90%は和瓦。近年、住宅の洋風化で主流となっている洋瓦の生産量は10%と少なく、三州瓦に水を開けられている。

 この状況を受け、同組合は関東圏での市場開拓を進めており「石州瓦の名前を市場に浸透させ、全国ブランドとする上で強力なツールになる」と、地域団体商標制度に注目。昨年五月に出願し、今年三月九日付で登録された。

 同組合の佐々木惣三郎理事長(67)は会見で、「今後、会員企業間でブランド戦略を構築し、ハウスメーカーなどに石州瓦の良さをPRする際に役立てたい」と話した。

 地域団体商標制度は昨年三月末までに全国から六百九十八件の出願があり、これまでに百八十八件が登録。山陰両県では「三朝温泉」(鳥取県三朝町)が昨年十二月に登録されている。

【写真】「石州瓦」の地域団体商標登録を受け、会見する石州瓦工業組合の佐々木惣三郎理事長(右から2人目)=松江市殿町、島根県庁
by mo_gu_sa | 2007-04-23 20:44 | その他


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