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日田市大山町の大山地区社会福祉協議会(矢羽田哲雄会長)は十八日、町内に住む一人暮らしの高齢者十六人に温泉の宅配サービスをした。
社協会員やボランティアら十三人が大山総合福祉センターの「梅の香温泉」前に集合。温泉四千リットルをタンクに入れ、軽トラック四台で高齢者宅を回った。野村貢さん(84)=西大山、無職=は「温泉が大好き。早速入ります。これからも利用したい」と喜んでいた。
同サービスは大山ライオンズクラブが二〇〇一年から続けてきたが、市町村合併を機に同クラブが解散し、受けられなくなった。このため、県の合併地域活力創造特別対策事業費を利用してタンクやポンプを購入し、同社協が継承した。温泉は市が無償提供。利用した高齢者は梅の香温泉の料金と同じ二百円を支払った。
矢羽田会長は「今後も二、三カ月に一回の割合で実施する。身障者ら外出するのが大変な人にも利用対象を広げたい」と話している。
【写真】野村貢さん(左)ら一人暮らしの高齢者16人に温泉宅配サービス