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由布市湯布院町の観光名物「辻(つじ)馬車」が一日、運行を始め、春の訪れを告げるひづめの音が由布院盆地に響き渡った。通常運行は二日から。
JR由布院駅前で出発を祝う「辻馬車開き」があり、志手淑子由布院温泉観光協会長が「観光客の皆さんを乗せて、今年も無事に楽しく運行したいと思います」とあいさつ。地元の幼稚園児や保育園児が”第一便”に乗車し、走り初めを楽しんだ。
大分県中部地震の復興ぶりをユニークな催しを通じてアピールしようと一九七六年に始まった。由布院盆地の田園地帯を巡るコース(約四キロ)を約五十分かけて走る。午前九時から午後四時まで三十分間隔で運行。料金は一人千二百円。当日予約、問い合わせは由布院温泉観光案内所(TEL0977・84・2446)へ。
【写真】ひづめの音を響かせ、JR由布院駅前を出発する「辻馬車」