http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070204/20070204_002.shtml
90年以上の伝統があり、県内外の400を超す出店が軒を並べる南九州最大の買い物市「京町二日市」が3日、えびの市京町温泉で開かれた。4日まで。
京町二日市は大正時代に始まった。地元の焼酎醸造業者が2月1、2日の2日間を謝恩の飲み放題として得意先を招待。近くの染め物業者も同時期、着物の初染めに列をつくっていた女性に反物などを販売。両者のにぎわいぶりに近所の商人らも安売りを始めたのがきっかけという。
現在の京町二日市は毎年2月の第1土、日曜に開かれ、JR京町温泉駅前の県道や市道延べ約2キロが歩行者天国になり、出店が並ぶ。衣料品や食料品、雑貨、電気製品など生活に密着した商品を売る店が多いのが特徴。
毎年欠かさず来るという鹿児島県霧島市の瀬戸口良弘さん(71)は「売り手と会話を楽しめるのがこの市の魅力。毎年、雰囲気が微妙に違うのもおもしろい」と話した。
【写真】京町二日市には県外からも多くの買い物客が訪れ、通りを埋め尽くす=3日、えびの市
=2007/02/04付 西日本新聞朝刊=