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遺言ツアーが人気 親族らと温泉につかり気持ち整理

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120522/bdy12052208000000-n1.htm

 生涯をかけて築き上げた財産を、親族に有効に活用してもらうために作成する遺言。遺言がないばかりに、親族が骨肉の争いをするケースも後を絶たない。遺言を作成するには自分の生涯を冷静に振り返り、気持ちを整理しなければならない。こうした中、親族ら関係者が温泉地に集まり、リラックスしながら遺言を作成する遺言ツアーが人気だ。

 遺言と一言で言っても、自分がいつまで生きるのか誰にも分からない。いつ、どうやって遺言を作成すればいいのか分からない人が多いのも事実だ。

 静岡県熱海市で税理士事務所を開業している加藤崇夫さんは日本有数の温泉地という地の利を生かし、温泉旅館に宿泊する「遺言作成ツアー」を企画。自ら同行し、作成の指導も行う。

 加藤さんは「誰に手厚く財産を残したいのか、墓は誰が守るのかなど、相続には一筋縄ではいかない問題がある。温泉という非日常の空間であれば、温泉や料理を楽しむことでお互いの心が和み、普通に話を進めるよりも円滑に気持ちの整理が行える」と話す。ツアーは1泊2日か2泊3日で、料金は参加人数や宿泊先によって異なるという。

 遺言作成のタイミングについて、加藤さんは「遺言は何度でも書き換えられる。何歳であっても早すぎるということはありません」とアドバイスする。

 編集プロダクション「プレス・サリサリコーポレーション」(大阪市北区)はこれまでに、行政書士と心理カウンセラーが同行する「遺言ツアー」を4回開催した。行き先は主に有馬温泉(神戸市北区)。心理カウンセラーが同行するのは、参加者の気持ちを落ち着かせ、心の整理をしやすくするためという。

 同社の松原宏子さんは「財産がなくても、人生について考える機会として参加することもできまする」としている。
by mo_gu_sa | 2012-05-22 07:58 | その他


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