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故市川さんの思い、高く大きく育て 遺族がソヨゴの苗木を雲仙市に寄贈

http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120223/06.shtml故市川さんの思い、高く大きく育て 遺族がソヨゴの苗木を雲仙市に寄贈_e0113829_16523862.jpg

 諫早市出身の作家・脚本家で昨年12月に70歳で亡くなった市川森一さんの遺族が雲仙市にソヨゴの苗木を寄贈。22日、親交があった奥村慎太郎市長や長崎市出身の造園デザイナー、石原和幸さん(54)=東京都在住=らが出席して雲仙市愛野町の町保健福祉センター前で植樹式があった。

 石原さんは、3年前に市川さんと雲仙市を訪問。雲仙、小浜温泉や国見町などを巡った。市川さんは石原さんをモデルに、災害で失われた自然を復活させていく庭師を主人公にした映画の構想を練り、原作の絵本「夢に吹く風」の原画を昨夏完成させた。

 市川さんは国内初の国立公園に指定された雲仙について「素晴らしい自然が残っている」と愛着を持ち「市街地にも緑を増やしたい」と話していたという。

 石原さんは、長崎市と東京都であった葬儀で「市川森一 森に帰る」をテーマに祭壇をデザイン。ソヨゴやモチノキなど森に自生する木を多く取り入れた。

 式では市川さんの妻、美保子さんが「高く、大きく育っていくよう市川も天から見守っていることと存じます」とメッセージを寄せ、地元幼稚園児が石原さんに教わりながら高さ約2・5メートルの苗木を植樹。石原さんは「市川先生の思いの一つがかなえられた」と感慨深げだった。

【写真】石原さん(中央右)に教わりながら、ソヨゴの苗木を植える園児ら=雲仙市愛野町保健福祉センター前
by mo_gu_sa | 2012-02-23 08:55 | 長崎


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