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温泉熱発電で充電サービス 湯村温泉で開始

http://www.nnn.co.jp/news/120401/20120401009.html温泉熱発電で充電サービス 湯村温泉で開始_e0113829_16482622.jpg

 兵庫県新温泉町湯の湯村温泉で31日、温泉熱発電を利用した充電サービスが始まった。温浴施設「薬師湯」に設置した装置から携帯電話やデジタルカメラなどに無料で充電できる。地中から届けられる熱エネルギーを電気に変換した“ジオエネルギー”の実用化をPRし、町内外への普及を目指す。

 給電システムは「ペルチェ素子」と呼ばれる半導体の両面に温度差を与えると電気が発生する「ゼーベック効果」を利用した。約60度の温泉を流す配湯管と約20度の水道水を流す配水管でペルチェ素子20枚を挟み込み、40度の温度差で発電。車載用インバーターを経由し、給電システムに送電する。発電量は約12ボルト。「薬師湯」の受付に無料で充電できるセキュリティーボックスとコンセントを設置した。整備費は約30万円。

 湯村温泉(新温泉町湯)の泉源などを管理する湯財産区(管理者・岡本英樹町長)が整備した。同区の事務局を務める町温泉総合支所の職員らがゼーベック効果に着目。日本一の源泉温度98度を誇る泉源を生かし、温泉で発電するエコタウンをPRしようと実用化を検討してきた。

 同区は温泉熱発電で給電するコンセントを緑色に塗り「ジオコンセント」と命名。町内の温泉旅館や一般家庭への普及を推進し、将来的にはジオパークエリア全体への浸透を目指す。

【写真】温泉熱を利用した発電で携帯電話などに充電できるセキュリティーボックス(中央)と緑のジオコンセント=31日、新温泉町湯の薬師湯
by mo_gu_sa | 2012-04-01 12:30 | その他


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