http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/293938
八女市黒木町木屋の温泉宿泊施設「グリーンピア八女」が、地元の杉や竹などの間伐材を使った木材チップを燃料にするバイオマスボイラーを導入し、26日に竣工(しゅんこう)式を行った。年間約26万リットル使っていた重油の使用量を8-9割節約できるほか、二酸化炭素(CO2)排出量を年間約690トン削減できる見込み。 八女市には約318平方キロメートルの森林があり、総面積の3分の2を占めるため、こうした資源を活用する。木質バイオマスボイラーの導入は、八女市宮野の温泉物産館施設「べんがら村」に続いて2カ所目となる。 導入費用は総額約7900万円で、経済産業省が約3580万を補助した。木材チップを燃焼させることで生じた高温ガスを水の加熱や暖房に利用することで、経費を重油使用時より年間約600万円削減する。 木材チップは市内の八女林産協同組合などから購入し、CO2排出量の削減分は「国内クレジット制度」で1トン当たり1500円で販売する。三田村統之市長は「林業従事者の生活安定と温室効果ガスの削減、さらに間伐による森の整備も進むため、その導入効果は大きい」と話した。 【写真】グリーンピア八女に導入された木質バイオマスボイラー =2012/03/27付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa
| 2012-03-27 00:53
| 福岡
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