http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_129686337185.html
別府の温泉の科学的な魅力を発信しようという「別府温泉地球博物館」構想について考えるシンポジウム「別府温泉ここが世界一!!~産学官と市民で『別府温泉地球博物館』をつくろう」が1日、別府市のニューライフプラザであった。市内の学識者らでつくる「別府温泉地球博物館事業研究会」(会長・由佐悠紀京都大学名誉教授)が開いた。 市民ら120人が参加。由佐会長が「別府の温泉を通して地球のメカニズムを知ってもらいたい。別府は科学的な魅力があふれ、学びを目的とした修学旅行生などを呼び込める」とあいさつした。 研究会メンバーの大学教授らが構想を具体的に説明。インターネット上に構築した仮想の別府の街(バーチャル博物館)にアクセスして情報を入手した人が、実際に旅行者となって別府へ足を運び、実地体験をする(フィールド博物館)。現地で正確な説明ができる人材も育て(人材育成)、旅行者の科学的な関心に応えられる別府を目指す―という。 教授らは、温泉や観光などの情報提供の現状を「個別的、断片的で、魅力を十分に伝え切れていない」と指摘。電子地図とリンクしたデータベースで、利用者が情報を検索できる環境整備を進めたり、別府ならではの温泉と水の恵みについて知る「地獄ハイキング」や防災の観点も含んだ「地盤診断ウオーク」などが提案された。市民が温泉の科学的な知識を習得できる講座や資格認定制度の創設なども検討している。 続いて「なぜ今、別府温泉地球博物館なのか」と題したパネルディスカッション。由佐会長らが「著しい情報技術の進歩により、正しい情報を提供することはもちろん、多様な情報ニーズに応えられる仕組みが必要になってきた」などと話した。 講演会を開催 同研究会は、構想について説明する講演会を開く。日程は▽19日(フィールド博物館について)▽3月3日(人材育成について)▽同17日(バーチャル博物館について)の3回。いずれも同市のニューライフプラザで、午後2時から。1回500円。問い合わせは同研究会事務局の杉本恵子さん(TEL0977・66・5365)へ。 【写真】シンポジウムには市民ら120人が参加
by mo_gu_sa
| 2011-02-05 08:48
| 大分
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