http://www.sunday-yamaguchi.co.jp/news/2011/2011.2/0223yudakyoten.html
「温泉情緒に欠けている」といわれてきた湯田温泉の景観を統一させ、活性化を目指すプロジェクト「おもてなし西の京」。市はこのほど、同プロジェクトの目玉事業となる旧山口銀行湯田支店跡地に建設予定の拠点施設についての概要をまとめた。全国的にも珍しい足湯に特化した施設となり、国体後に着工。総事業費は5億2665万2千円で、来年4月のオープン予定だ。年間利用者数は、5万人(1日150人)程度と想定されている。 建物の延べ床面積は216平方メートルで、「文化や自然に触れながらさまざまな空間体験ができる足湯館」がコンセプト。屋根付きの回廊で結ばれる三つの足湯(「天の湯」「森の湯」「禅の湯」)を主体にし、入浴は有料となる予定。それぞれに、山口の自然や文化に触れることができる仕掛けが施され、幻想的な空間にデザインされている。 まず、一つめの「天の湯」(12人収容)は、円形の足湯に寝ころびながら入浴。天井の丸い開口部からは、青空や星空を眺めることができる。 次に「森の湯」(18人収容)は、樹木がたくさん植えられた全面ガラス張りの空間で、天然石のベンチに腰掛けながら、流れる足湯に浸る。流水の効果音をBGMに、煙突のように伸びた天井頂部は、あんどんのような柔らかい光でライトアップされる。 三つめの「禅の湯」(6人収容)は、エンジュなど、山口の木々が植えられた坪庭を眺めながら入浴できる。床から高さ150センチまでは壁がなく、それより上のスクリーンには、湯田温泉の歴史や山口の観光についての映像が映しだされる。 また、館内のインフォメーションでは、オリジナルグッズの販売やドリンクサービスなども提供。屋外の休憩広場「ふれあいステージ」は地域のイベントなどにも活用され、頂上部から湯が表面を伝って流れるガラス製の「湯けむりタワー」(約5メートル)も設置される。ここは記念撮影スポットを想定しており、夜間はライトアップ。立ち上る湯煙を楽しむこともできる。
by mo_gu_sa
| 2011-02-23 00:00
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