http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_128503354115.html
別府市のまちおこしグループ「どんこ会」は20日、佐伯市内の高齢者福祉施設に、泉都直送の温泉をプレゼントした。敬老の日に合わせた取り組みで、ことしが10回目の節目。谷口正洋会長(63)は「喜んでくれるお年寄りの笑顔を見るたび、別府の温泉の魅力にあらためて気付かされる。これからも続けたい」と気持ちを新たにした。 どんこ会は、上人地区を中心とした別府市内の有志30人で活動している。温泉のプレゼントは、阪神淡路大震災の被災地に温泉を贈った経験のあるメンバーがいたのがきっかけ。同会顧問だった後藤直さん(故人)が佐伯市内で小学校長をしていた縁で、佐伯の施設に届けることになったという。別府市の本年度「泉都別府ツーリズム支援事業」の一つに選ばれている。 19日、別府市内の温泉給湯会社「日本地熱興業」の協力で温泉10トンを3つのタンクに積み込んで準備。20日朝から佐伯市内の社会福祉法人「長陽会」と「はまゆう会」までトラックで運んだ。どんこ会のメンバー約20人も同行。一日たってもまだ70度近い熱々の温泉を汗だくになりながら施設の湯船に移し、入浴の準備を整えた。 長陽会が運営する特別養護老人ホーム「長良苑」の玄関前で10回目を祝う歓迎式典。御手洗吉生理事長(54)は「敬老の日に名高い別府の温泉に入浴でき、こんなうれしいことはない。10年間続けるのは並大抵のことではない」と感謝。お礼に自家製のコシヒカリをメンバー全員に贈った。 長陽会の施設では約200人が入浴。佐伯市下堅田の吉良丈男さん(78)は「別府の温泉は格別。お湯が軟らかいなあ」と満足げ。はまゆう会でも、特別養護老人ホームなど3施設の利用者計140人が湯あみを楽しんだ。 【写真】高齢者施設に温泉をプレゼントする取り組みを続けている別府市のどんこ会=20日
by mo_gu_sa
| 2010-09-21 10:39
| 大分
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