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大気汚染じわり 光化学オキシダント上昇

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_128494485825.html大気汚染じわり 光化学オキシダント上昇_e0113829_1641214.jpg

 大分市(中核市)を除く県内の2009年度環境調査結果がまとまった。測定したのは大気汚染、水質汚濁、ダイオキシン類、自動車騒音の4項目。県環境保全課は「全体的におおむね良好だが、健康被害が想定される大気の光化学オキシダントは悪化傾向にある」としている。

 【大気】7市1町の測定局(計12カ所)で常時監視している。二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質はいずれも環境基準を達成したが、光化学オキシダント濃度は8測定局で基準値をオーバー。5、6月に計3回、注意報が出た。
 光化学オキシダント濃度の平均値は年々上昇しており、同課は「気象条件もあるが、中国大陸からの移流が主な原因と考えられる」と分析。「全国的な傾向で抜本的な対策は難しい」としている。
 【水質】国と県が管理する河川(56)、湖沼(6)、海域(21)の計83地点で調査した。昨年同様に朝見川(別府市)、町田川(九重町)がヒ素基準値を超えたが、「共に温泉に起因する自然的な影響。利水上の問題はない」と県。
 河川の汚染度を示すBOD(生物化学的酸素要求量)は宇佐市の伊呂波川、海の汚れの指標となるCOD(化学的酸素要求量)は豊前地先海域、響灘・周防灘の2水域でそれぞれ基準値を上回った。
 地下水は井戸45本を調査。2カ所(飲用と雑用水用)で硝酸性窒素および亜硝酸性窒素が測定された。田畑への肥料過剰散布が原因とみられるという。
 【ダイオキシン類】大気、水質、土壌などの調査地点36カ所すべてで環境基準を下回った。ばいじんは測定している廃棄物焼却炉36施設のうち9施設で基準を超えたが、いずれも無害化処理されている。
 【自動車騒音】高速道、国道、県道周辺の4万3645戸で測定。93・9%の4万992戸は昼夜ともに環境基準以下だった。

【写真】県内の環境は「全体的におおむね良好」という=別府市
by mo_gu_sa | 2010-09-20 10:04 | 大分


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