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霧島 日本ジオパークに 阿蘇は「世界版」申請を見送り

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/197529

 貴重な地形や地質を楽しめる「世界ジオパーク(大地の公園)」への加盟申請地域を審査していた日本ジオパーク委員会(尾池和夫委員長)は14日、過去の大地震をきっかけに隆起した岬の様子がよく残る「室戸」(高知)を新たに申請すると発表した。同時に応募のあった「阿蘇」(熊本)については、今回の申請は見送ることとした。

 今後、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の関係機関が加盟の可否を審査する。世界ジオパークには現在、21カ国66カ所が加盟。日本からは昨年8月に「島原半島」(長崎)など3地域が初認定された。

 世界ジオパークの日本版である「日本ジオパーク」には、新たに「白滝」(北海道)「伊豆大島」(東京)「霧島」(鹿児島、宮崎)を認定。これで国内の加盟地域は計14となった。

 霧島は高千穂峰(1574メートル)や韓国岳(1700メートル)、複数の火山湖、温泉、えびの高原などの自然や景観を有し、1934年に初の国立公園に指定された。幕末の坂本竜馬と妻お竜の新婚旅行地としても知られる。

 両県の5市1町の官民でつくる「霧島ジオパーク推進連絡協議会」会長の前田終止・鹿児島県霧島市長は「国立公園指定に匹敵するほどの大きな喜びだ。今回の認定は世界ジオパークへ向けたスタート。解説板の設置やガイド養成など、さらに充実、強化を図りたい」と意気込みを述べた。

=2010/09/15付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2010-09-15 00:25 | 鹿児島


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