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九州・山口テーマパーク:選挙の風景 /九州

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100707ddlk40010356000c.html九州・山口テーマパーク:選挙の風景 /九州_e0113829_8275754.jpg

 参院選も大詰めです。各陣営のユニークなアイデア、投票を呼び掛ける団体、各選管の取り組みなどを紹介します。

 ◆佐賀

 ◇投票で宿泊料割引、嬉野の温泉旅館・大村屋

 投票率アップを狙ってあの手この手の啓発策に頭を悩ませる各選管に、民間から助っ人が現れた。嬉野市の温泉旅館・大村屋では、公示日から11日の投票日までの選挙期間中、平日に限り、投票を約束する宿泊客の宿泊料を値下げするキャンペーンを実施中だ。

 チェックインの際に「投票に行きます」と申告することで利用できる仕組み。通常1万650円の宿泊料を“末広がり”の8800円に値下げする。1泊2食付きで、夕食に地元・嬉野茶ベースのだしを使ったしゃぶしゃぶ、朝食には温泉水を使った湯豆腐が出る。

 アイデアを出したのは北川健太社長(25)。もともと選挙期間中は人の動きが減って宿泊客が少なくなることから「少しでも呼び込めたら」とキャンペーンを思いついた。昨夏の衆院選で初めて導入し、延べ30~40人が利用した。2度目の今回も、2日までで既に8組16人が利用している。

 北川さんは、東京で大学生生活を送っていた05年の郵政選挙で、投票権があるのに投票しない同年代が多いことが印象に残ったという。キャンペーン利用客が実際に投票に行ったかどうか確認まで取ってはいないが「少しでも政治に関心を持つきっかけになれば」と話している。

 問い合わせは、大村屋(0954・43・1234)。【竹花周】

【写真】「投票に行って安い宿泊プランを」と呼び掛ける北川社長=佐賀県嬉野市嬉野町で2010年7月4日、竹花周撮影

(以下略)

毎日新聞 2010年7月7日 地方版
by mo_gu_sa | 2010-07-07 00:00 | 佐賀


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