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読書会:湯上がりに気軽に名作 幼児対象「読み聞かせ」も--熊本の温泉施設 /熊本

http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100715ddlk43040476000c.html

 熊本市中心部の温泉施設で読書会?--。熊本で朗読に取り組む人たちの表現の場を増やしたいと、熊本市本荘町の温泉施設「湯らっくす ゲンキスクエア」が、館内で朗読による読書会を開いている。

 ロシア文学からビジネス書まで幅広く本を読んでいる同施設社長の西生(にしお)純子さんが「地元に貢献できる文化施設を目指し、多彩なお風呂の楽しみ方を提案したい」と3月から始めた。

 毎月第3土曜の午後、施設の2階ホールでシャンソン歌手やフリーアナウンサー、朗読の全国大会への出場歴のある大学生ら、地元の「読み手」が温泉客を前に約1時間、名作の朗読を披露する。

 3月は太宰治の「人間失格」を朗読したが「もっと気軽に楽しめる本を」という声もあり、今後、バイオリンとピアノの生演奏付きで童話「100万回生きたねこ」を語り聞かせるなどの趣向を凝らす予定だ。朗読会の前には幼児対象の「読み聞かせ」もある。入浴は抜きにして、読書会だけに無料で参加することもできる。

 西生さんは「お客から『本はあまり読まないが、音読ならば文学作品にもとっつきやすい』と言ってもらえて、ありがたい。客層とマッチする作品選びなど、課題は多いが、地元の表現者のためにも続けたい」と意欲を燃やす。問い合わせは湯らっくす096・362・1126。【大塚拓三】

毎日新聞 2010年7月15日 地方版
by mo_gu_sa | 2010-07-15 14:52 | 熊本


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