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船小屋駅に文化施設 九州新幹線、福岡県建設へ 陶芸工房や交流室整備

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 福岡県は、来年3月開業する九州新幹線「筑後船小屋駅」(同県筑後市津島)東側に、筑後地域の文化振興拠点となる「県営芸術文化交流施設」(仮称)を建設する。総事業費は約25億円で、2011年4月に着工、12年度中の開館を目指す。

 筑後船小屋駅は、県営筑後広域公園に建てられた全国でも珍しい「公園内の駅」。周辺には船小屋温泉や柳川市の川下りなど観光資源も多く、西隣にJR鹿児島線の船小屋駅も移設される。県は「文化交流施設を新幹線と公園双方の利用者増につなげたい」としている。

 県によると、建設地は筑後船小屋駅の約100メートル東の同公園内。整備中の文化体験ゾーンの中核施設として、2階建ての本館(延べ床面積3500平方メートル)と、平屋の別棟2棟(計500平方メートル)を建てる。

 設計は、日本を代表する建築家で、長崎県美術館などを手掛けた隈研吾氏に依頼。久留米絣(がすり)、八女提灯(ちょうちん)、大川組子など多くの工芸品を生み、農業が盛んな土地柄を考え、本館には地域の自然や伝統文化を体験学習する交流室、ギャラリーのほか、矢部川の紹介コーナーなどを整備。別館には陶芸体験工房も設ける。具体的な運営方法は、地元自治体、住民の意見を聴いて詰めるという。

 県は本年度予算に建設費の一部、4億円を盛り込んでいる。

 公園は、大濠公園(福岡市)の約5倍の192ヘクタール。05年にスポーツゾーン(29ヘクタール)が開園し、年間約60万人が利用している。

【写真】福岡県営芸術文化交流施設の完成予想図(福岡県提供)

=2010/06/13付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2010-06-13 06:23 | 福岡


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