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約6万6千本のハナショウブが街を彩る「高瀬裏川 花しょうぶまつり」が28日、玉名市高瀬地区で開幕した。会場の水際緑地公園は五分咲きとなった花を楽しむ人たちでにぎわった。まつりは6月12日まで。玉名観光協会によると、6月上旬には満開となる予定。
地元住民でつくる「高瀬裏川筋を愛する会」主催で20回目。一帯には石橋や石畳など江戸時代の風景が残っている。初めて訪れたという福岡市南区の男性(78)は「(平安時代の)伊勢物語に出てきそうな風景で、とてもきれい」と感動していた。
期間中、臨時の茶店が出店。日没から午後10時までライトアップする。6月5日には津軽三味線の高崎裕士さんなどが出演するコンサートや野点がある。近くの玉名温泉の旅館やホテルでは期間中、しょうぶ湯や「しょうぶ御膳」の提供もある。玉名観光協会=0968(72)5313。
【写真】五分咲きとなった高瀬裏川のハナショウブ
=2010/05/29付 西日本新聞朝刊=