http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_126144388227.html
別府市浜脇の別大国道(国道10号)沿いで観光客らを迎える「ようこそ●(温泉マーク)べっぷへ」の花文字が、大型の広告看板に隠れて見えなくなっている。地元自治会が撤去を求めたこともあるが、法的に問題がないため打つ手がないのだという。管理する市は「今のままでは花文字の意味がない。この状態が続けば廃止するしかない…」と困惑している。 花文字は、別大国道から市街地に入る車に目立ちやすい“一等地”にある。市公園緑地課によると、1966年の1巡目大分国体に合わせ、市が旧国鉄(現JR)から東別府駅ホームのり面を借りて設置。夏はニチニチソウやサルビア、冬はビオラなどと、市の事業で毎年2、3回植え替えている。 周辺住民の話では、20年ほど前、花文字の前に広告看板が登場した。当初は小さい物だったが、徐々に大きくなったという。現在は縦3メートル、横8メートルの看板が立っており、50代男性は「せっかく花を植えても見えなければ税金の無駄遣いではないか」とばっさり。周辺には10枚近くの看板が乱立するようになり、60代男性は「市の玄関口なのにごちゃごちゃしていて恥ずかしい」。 地元自治会は数年前、市などに撤去を申し入れたが、「法律に沿って設置されており、撤去は難しい」との回答。住民たちは「観光都市が看板と広告の“看広都市”となってしまった。何とか規制する方法はないものだろうか」と話す。 看板のある土地を所有する大分市内の会社によると、2007年に撤去について別府市と協議したことがあるが、結論は出ていないという。同社は「遊休地活用の一環として、県の屋外広告物設置許可を受けて設置した。悪意を持って花文字を隠しているわけではない。市から連絡があれば引き続き協議するのはやぶさかではない」としている。 【写真】広告看板に隠れて見えなくなっている「ようこそべっぷへ」の花文字
by mo_gu_sa
| 2009-12-22 10:02
| 大分
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