http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100309ddlk43040562000c.html
水俣工高3年の女子生徒4人が水俣の風景をテーマに描いた壁画が、水俣市の肥薩おれんじ鉄道水俣駅に飾られた。先月23日、生徒や駅関係者らが集まり、駅舎で完成セレモニーがあった。
壁画は縦1メートル、横6・6メートルと、縦0・8メートル、横12メートルの2枚。不知火海や親水護岸、コスモス園や温泉など市内を代表する観光地の様子をあしらっている。アルミ複合板に水性ペンキで描き、改札口の上に据え付けられた。おれんじ鉄道の依頼を受け、建築科デザイン班の4人が昨年4月から制作してきた。
セレモニーで、4人を代表して井手美幸さん(18)が「水俣に帰って来た人が懐かしさを、初めて訪れた人が良さを感じてくれたら」とあいさつした。おれんじ鉄道の古木圭介社長は「心安らぎ、わくわくする作品だ」と話し、4人に感謝状を贈った。【西貴晴】
毎日新聞 2010年3月9日 地方版