人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大分、宮崎両県 県境越え医療産業拠点 2月、研究会を発足 人材育成など 東九州の活性化へ

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/148479

 大分、宮崎両県は2月、血液浄化や血管医療を中心とする医療機器産業が両県に集積している地域性を生かし、人材育成や研究開発などの分野で県境を越えた拠点づくりを目指す研究会を発足させる。産学官で協議を進め、東九州の活性化に向けた構想を今年中に策定する。

 大分県によると、同県内では、旭化成の関連会社が血液浄化器などを大分市内で製造。川澄化学工業が豊後大野、佐伯両市で輸液・輸血キットなどを生産している。同県の医療機器生産額は2007年、全国4位の約1094億円に上った。宮崎県内では旭化成の関連会社が人工腎臓、東郷メディキットがカテーテルを製造中。生産額は約113億円で全国27位。

 大分、宮崎両県は、血液浄化や血管医療の分野では国内最大規模という産業集積に着目。生産拠点の集積を関連企業誘致につなげ、血液分野の医療サービスの充実にまで発展させることを視野に、研究会発足を決めた。

 研究会は、医療機器関連企業や大学、大分、宮崎両県などの10人程度で構成。医療機器や治療法の研究開発、機器を操作する人材の育成、血液関連の医療拠点づくりなどを検討する。

 広瀬勝貞知事は「大分県には医療サービスに有効といわれる温泉もあり、夢が広がっていくのではないか。シリコンバレーならぬ、メディカルバレーにする気持ちもある」と話している。

=2010/01/26付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2010-01-26 01:00 | 大分


<< 竜馬の足跡訪ねて 幕末の島原文... 満開ロードでウオーキング楽しむ... >>