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ぐるっと県内:まちづくり活動の交流拠点「サロン岸」開店10周年--別府市 /大分

http://mainichi.jp/area/oita/news/20100119ddlk44040617000c.html

 ◇酒酌み交わし語り合い

 まちづくり活動に取り組む人たちの交流拠点として知られる別府市元町の「サロン岸」が10日、開店10周年を迎えた。「酒を飲んでも2000円ポッキリ」の低料金で、集まった客が激しい論争をかわすことも。サロンを経営する岸川多恵子さん(62)は「これからも、コミュニティーを守る場として続けていきたい」と語る。

 岸さんは00年1月、経営していたスナックをたたみ、市営竹瓦温泉前にある古いアーケード「竹瓦小路」にサロン岸を出店した。竹瓦小路は別府の海の玄関口だった楠港に近い場所として栄えたが、1960年代後半以降は急速にさびれていた。まちおこしのために、アーケード入り口にオープンカフェを開いた水口民子さんに誘われ、移転を決めた。

 ほどなく、古い歴史を持つ同市亀川浜田町の木造市営温泉施設「浜田温泉」の解体計画が表面化。店が反対運動の拠点になった時代もあった。その後も、ハットウ・オンパクや別府八湯トラストをはじめとしたNPOメンバーがしばしば集まる。

 30人以上集まった祝賀会で、岸川さんは「いろんな人と出会ってここまで来られた」と感慨深そうに話した。【祝部幹雄】

毎日新聞 2010年1月19日 地方版
by mo_gu_sa | 2010-01-19 00:00 | 大分


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