http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20091122ddlk43040387000c.html
◇明治・大正を演出、鉄砲隊も JR肥薩線が21日、全線開業100周年を迎え、沿線では熊本発宮崎行き臨時団体列車「リバイバルえびの」号の到着・出発などに合わせてさまざまなイベントがあった。【高橋克哉、川島紘一】 ■八代・白石駅 八代駅では「リバイバルえびの」号の出発に合わせて午前9時40分から出発式。関係者らがくす玉を割って100周年を祝った。写真愛好家の麦島勝さん(82)が一日駅長を務め、列車に出発の合図を送った。 白石駅(芦北町)では葦北鉄砲隊が午前11時前の「えびの」号と11時26分の下り「SL人吉」の到着時に歓迎の空砲を上げた。多くの乗客がホームに降り、甲冑(かっちゅう)姿の隊員と写真に納まっていた。 ■人吉駅 人吉駅前では正午前から明治・大正期の着物を装った人々が歩き始め、100年前にタイムスリップしたような雰囲気の中で乗客を出迎えた。温泉旅館の女将らでつくる「さくら会」(富田千鶴子会長)が発案した。人力車の乗車体験や太鼓演奏もあり、祭りに花を添えた。 午後1時50分から始まった出発式で、田中信孝市長が矢岳駅に保存されているSL「D-51」(通称デゴイチ)に触れ「SL人吉に次いでデゴイチも復活させたい。まずは来年から地元で3億円を目標に募金活動を始めたい」とあいさつし、関係者を驚かせた。 ■吉松駅 鹿児島県湧水町の吉松駅では、肥薩線と同じ100歳の元国鉄マン、床並時雄さん(同町米永)が「一日駅長」に就任。ホームで元気に手を挙げ、観光列車「はやとの風」に出発の合図を送った。 駅前では記念イベントがあり、吉松機関区OB友愛会の柿木幹夫会長(84)=同町川西=が、旧吉松町がかつて機関区や通信区などを抱え“鉄道のまち”として栄えた歴史を紹介した。 毎日新聞 2009年11月22日 地方版
by mo_gu_sa
| 2009-11-22 16:00
| 熊本
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