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遊覧船に新コース 杖立温泉など50分で往復 福岡都市圏の客呼び込め

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/134381遊覧船に新コース 杖立温泉など50分で往復 福岡都市圏の客呼び込め_e0113829_19415967.jpg遊覧船に新コース 杖立温泉など50分で往復 福岡都市圏の客呼び込め_e0113829_1942838.jpg

 大分、熊本県境にある松原ダム湖の観光遊覧船「遊湖」の運航が始まった。毎年秋から春にかけて営業し、今年で5シーズン目。遊覧船を営業する日田市大山町の住民たちは11月から、熊本県の観光協会と協力して新たなコースの運航を始め、福岡都市圏の観光客呼び込みに力を入れている。

 「遊湖」は11・5メートル、2・3トンの船で22人乗り。ダム建設に反対した「蜂ノ巣闘争」の末に完成したダム湖を観光に生かそうと、大山町の有志が2004年に有限会社「松原ダム遊覧観光」(松原国勝代表)を設立して営業を続けている。

 ダム近くの同町・久栄谷公園の乗船場から社員が交代で操船し、熊本県小国町の杖立温泉や下筌ダムの間を50分間で往復する。ダム湖の水位が上がる10月から翌年5月まで紅葉や雪景色、山桜に囲まれて季節ごとに違った風景が楽しめる。

 昨シーズンの乗船者は営業開始シーズンの約3倍となる約300人だが、売り上げは燃料などの必要経費を賄える程度だという。杖立温泉に滞在する観光客を呼び込もうと、今シーズンから杖立温泉協会と協力。同温泉街入り口に発着場を設置し、熊本方面からのクルージングも可能になった。

 松原社長は「杖立温泉との連携は会社設立以前からの目標だった。互いの観光振興のため、今後もアイデアを出し合っていきたい」と話している。

 料金は1500円(小学生以下は半額)で要予約。予約は松原ダム遊覧観光=0973(52)2773。

【写真】(左)遊覧船「遊湖」から見える松原ダム湖周辺の紅葉
     (右)赤や黄に色づき始めた松原ダム湖の風景を楽しめる観光遊覧船「遊湖」

=2009/11/14付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2009-11-14 09:41 | 大分


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